道具

半年以上の間、全くの更新もせずに無精をしていました。
『そろそろ更新を・・・、』と考えていたのですが・・・。

久しぶりの更新がこのような形になってしまったことは非常に残念であり、私自身が再考しなくてはならないかと感じたためです。


過去のナイフを綴った記事を全て削除いたしました。
これは、昨日、発生した東京都内での殺傷事件を自分なりに考えての答えです。

読んでいただいていた方達は充分ご理解を頂いていたと認識していますが、過去のナイフに関する記事は、『道具』としての刃物を紹介し、『道具』としての機能美を謳ってきたつもりでした。
しかし、今回発生した殺傷事件では、残念なことに、その 『刃物』 という 『道具』 が 『凶器』 というものに変わってしまいました。

それを考えると、刃物　― 特にタクティカルナイフ ―　を記事の中で綴っていくことが果たして良いのか否か、私には判断が難しくなってしまいました。

私如きが綴っていくブログが、社会的になんら影響のあるものではない事は重々承知もしています。
しかし、今回の殺傷事件や過去の同様の事件に、何らかの形で関った方達の気持ちを私なりに考えると、私如きのブログでも、そこで『刃物』を大きく綴っていくことは差し控えた方が良いのではないかと考えました。


『刃物』 は、人類が始めて作り出し、使用した有効な 『道具』 であると考えます。

全ての道具は、使う人によって、非常に有効な道具にもなりますが、非常に危険な凶器と化す事もありえます。


『刃物』 が悪いわけではなく、それを悪用する 『人間』 に問題があるのだと私は考えます。

少なくとも、私自身はその様な行為に走ってしまわないように改めて自戒しようと考えます。




文才の全くない私が記していた、独断と偏見に満ちた しがない記事にもかかわらず、読んでいただいていた方達には本当に申し訳ありませんが、今後、『刃物』 に関しての記事は、私の中で納得が出来る時期が来るまでは控えさせていただくつもりです。
どうか、その旨ご賢察の事、お願い申し上げます。


末筆になりましたが、今回の事件でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたしますと共に、お怪我をされた方々の一日も早いご回復をお祈り申し上げます。